2025年度訓点語学会講習会について
2025.7.19掲載
訓点語学会では、若手研究者育成のための講習会(訓点資料講習会、古辞書講習会、抄物講習会)を2015年から毎年開催しており、多数の参加者を得ています。2025年度は、訓点資料を取り上げて実施することとしました。受講を希望される方は、下記の要領をご一読の上、お申し込みください。
【趣旨】
日本語の歴史を研究するに際して、抄物資料は中世後期の重要な言語資料ですが、十分に利用されているとは言いがたい状況にあります。本講習会では、抄物資料を言語資料として利用するための基礎的な知識と研究の実践について教授したいと思います。
講習会は2回の開催を予定しています。第1回は、京都大学において、附属図書館や文学研究科図書館所蔵の抄物の原本を展示し、資料に即した解説をおこないます。第2回は、オンラインにて、抄物を利用した言語研究の事例に基づきながら、その有用性について説明をおこないます。受講者の募集は、それぞれの回の約1ヶ月前から1週間前までおこないますが、できれば2回通して受講していただくことを希望します。
【日時・会場】
第1回 2025年9月10日(水)13:00~17:00 京都大学
第2回 2024年12月14日(日)13:00~17:00 オンライン
【受講人数】
20名程度(希望者多数の場合は先着順とします。)
【受講資格】
抄物資料研究に関心を持っている学生(学部学生・大学院生、研究生、留学生)、若手研究者、一般社会人等
【受講料】
無料
【講師】
古田龍啓(九州産業大学)
山本佐和子(同志社大学)
青木博史(九州大学)
【受講申込】
参加申し込みは8月上旬に開始します。